読書ログ No.7 EQ~こころの知能指数~
EQ~こころの知能指数~を読んで,感情や精神の安定など感情に関することを学んだ.
この本ではIQよりもEQの方が社会的成功に関係あるのだという
堂々とした主張が展開されていた.
構成としては感情のメカニズムと感情がいかに影響力があるか
また,EQを日常で生かすための方法など
感情に関して,理論から具体的事例まで網羅されていてわかりやすい本だった.
まず,脳の働きのうち感情を司る脳の部位が大脳辺縁系と呼ばれるところで
思考を司る部位が大脳新皮質と呼ばれているところだ.
感情を司る大脳辺縁系の中にある扁桃角が処理をすることで感情というのが生まれる.
そして,感情がなぜ思考よりも影響力があるのかというと
感情のシナプスが思考のシナプスよりも早くつながって感情が出てくるからだ
そうだ.
そしてこの感情によって怒りを抑えられないことで犯罪に走ったり
不安をふりきれずにいると抑うつ状態になっていく.
抑うつというのは気力低下,虚無感などをいう.
また,感情を制御しているのが前頭前野と呼ばれるところで
この働きが弱まると,感情に流されるままになりやすい.
だからこれは鍛えた方がよいと思う,
鍛える方法としては瞑想や運動でも鍛えられる.また不安対策として
感情を紙に書きだすといったことも大事である.
そしてなぜEQが高いと社会的に成功しやすいのかという説明については
EQが高いことによって共感能力や感情制御力が高くなるため
他社と良好な人間関係を築き,また感情制御をしているので合理的な判断がしやすいのと感情によるストレス等を払いのけることで病気にもなりにくいのではというような
主張があった.
私は共感能力が高いかもしれないと読みながら思った.
それは韓国のオーディション番組を見て,参加者が認められたときのうれしさとか
悔しがるところとか,彼らの表情に合わせて自分も同じように感じてしまうことがあるからだ.そういう意味では相手の感情に寄り添う部分があるのではないかと思うようになった.
一方で共感能力が高いせいか,自分が話しかけることで,無理に話しかけようとしてないかと,興味がないのでなんで話しかけたのかとか
思われるのがいやで自分から話すのが怖い自分が最近いるのだ.
また相手の意見について「いいと思う」とか「そうは思わない」とはっきり言うのも怖いと思っている.それは意見が違うから敵だと思われたくないからだと思う.
衝突すると思っているからこそ話せないのかなとも思う.
相手との衝突も怖いかもしれないが,結局自分自身が話すのに失敗するのが怖いのかもしれない.うまく言葉にできなかったら恥ずかしいなとか.頭悪いて思われるのやだなとか,噛んだらいやだなとか,話しが盛り上がらなかったらいやだなとか
そういう恐れもあると思う.
そう,相手に対する恐れと自分の失敗に対する恐れ
この二つがコミュニケーションの邪魔をしているように思う.
この恐れとか考え方を変えるところがポイントのような気がする.
これからの課題だなと思います.
これらについて目標を立てて,最近学んだ記録術を活かして
徐々に改善していくことを目指したいと思います.