人生山登り日記 ~山を登るように成長,そして幸せに~

日ごろの体験やいいなと思ったことをつぶやく

相手が求めていることを想像して動く

今日は自分のアイデアが,グループのみんなに採用され

うれしかった経験を書こうと思う.

 

中学3年生の冬頃の給食の時間であった.

 

その日はちょうどパンの日で,その時出てきたパンが初めてのきなこコッペパン

であった.さらさらきな粉がふんだんにかけられ一つひとつのパンが

袋詰めにして分けられていた.

 

このパンの入った袋からパンをわずかに出して,かじって食べていたら

結構噛みちぎるのが難しくて,それでも力をグイっと上側に引っ張るように加えると

パンはちぎれてくれる.だけどそのときにきな粉が袋から少しこぼれる.

そして口の周りにもきな粉が付着するのだ.

 

男子はうっとうしいと思いながらもべつに気にしていないが,

女子はきな粉が口に付着するのはいやらしく,一層注意を払って食べていた.

 

あのときは浮かんだアイデアは,必死に考えたわけではないけど

パッと思い浮かんだ.

 

それは袋のそとからきな粉パンをつかんで一口サイズにちぎった後に

フォークで刺して食べるというものだ.

発案者の私がやってみると,手でちぎりフォークで刺して食べることができた.

 

それを見ていた周りの人も,見よう見まねでまねてくれ

きな粉パンを味わっていた.

 

今から10年くらい前のことだが,あの時のことをいまでも覚えている.

 

あの時感じていたのは,自分のアイデアで人が喜んでくれたうれしさだ.

本当にうれしかった.

 

その経験を仕事でもしたいと思うようになった.

イデアを人に教え,よろこんでもらう.

複雑なことでなくていい,単純なものでいい.

 

ただ最近の私は自分の成長とか快適な暮らしとか悩み解決などに重きを置いており

相手が喜ぶアイデアを出すということをおろそかにしている.

 

自分のことを考えることも大事だが,相手のことを考えることも必要だ.

そのバランスが大事だと思う.

 

あのアイデアが浮かんだときは自分のことなんてそれほど考えていなかった.

あの時持っていた,純粋な気持ちを持つことを忘れないで,相手が求めているものはなにか,言葉で聞いて,時には想像力を働かせて,人に接したいと思う.

 

最後まで読んでくださりありがとうございました.